電網見聞録

既知との遭遇でしたらすみません

練習記録12

リプレイから得られるもの

 立ち回りや技術をものにすることは一朝一夕ではない。出来るのならあなたはとっても強いので、そのまま己の道を突き進んでいただきたい。少なくともオレはものにするのは得意ではないです。そんなオレがリプレイで何を観ているか少し書いてみるので、参考になれば。又は他に観るべきポイントがあれば教えてください。

  • 攻めに行けるタイミングで攻めているか
  • けん制技を出せているか
  • 起き攻めやジャンプ攻撃後の攻め方がワンパターンではないか

攻めに行けるタイミングで攻めているか

 まず攻めなくてはいけない理由について考えてみよう。相手の体力を減らしていくためというのは正解である。他の理由としてはプレッシャーを与えるという意味合いもある。単純な話で、どんなに守りが上手な相手でも攻撃してこないのなら脅威に感じないだろう。むしろ、それならばどう相手にダメージを与えるかを考えるはず。積極的に攻めてプレッシャーを与えていくことで、相手側を考えさせないようにすることが大切だろう。

 守りを磨くことも大切だが、上手い対戦相手になってくると攻め方にも隙が少ないので“待ち”という相手のミスを咎めたり、読み勝ったりするスタイルだけでは勝つことが出来ないという考え方だ。

 勿論、待ちに対応できる連中は初心者ではないのですぐに出来るようになる必要はないし、様子見を出来るようにすることも大切なのだけど、“能動的に攻められる場面”というものを知っておくことを意識付けしておきたい。

 あと、攻めに行けるタイミングを覚えることで下手に暴れてしまうことが減った。とはいえ考え方というものは、変えづらい物なのだとつくづく実感する。格闘ゲームのセオリーを理解しつつあるせいか、“行動を起こす”にリスクを感じて臆病になると言えばいいだろうか。

 勝つための行動はリスクを伴う場合が多いけど、破られた時ほど自分の守り方の勉強になるなぁと一人頷きながらリプレイを観ている。

けん制技をだせているか

 とりあえず技を振るということとは違うことを先に書いておこう。ドライブラッシュ、ステップ攻撃、こちらが距離を取った時に前歩き。この三つに共通することは“前進”してくることである。下がれば必ず画面端を背負わなくてはいけない状況になるのでそれは避けたくなると皆も思うはず。

 そんな時にけん制技という手段がある。大前提として“懐に入らせないようにするためにけん制をする”という認識で間違っていないはず。しかし、ジャンプ攻撃でけん制を空振りしてしまうと対空が間に合わなくなってしまったりすることもあるだろう。この“とりあえず”と“来そう”の見極めが難しい。マァ空振るわ空振るわで、酷い時にはパニッシュカウンターからお仕置きを受けてしまう。

 特に体力的に追い詰められた時や画面端に追い込まれそうな時に振ることができないのが現状である。それは何故かというと、基本的にリーチの長い技はキャンセルできなかったりする。そうなるとドライブインパクトで手痛いコンボを受けるリスクが出てくる。こうなると相手のドライブラッシュが止められなくなって防戦一方になってしまうのだ。これも攻めのタイミングと同じで守りの姿勢から一歩勇気を出さなくてはいけない場面なのだろう。

 けん制の最終的な到達目標は“見えたから出した”である。現状は「出来ねぇよ」だが。

 これは余談なのだけど、ケンの龍尾脚やキャミィの強アクセルスピンナックルはけん制で止められる。逆にガードしてしまうとその後相手が有利になってしまうので意識していきたいところだろう。

起き攻めやジャンプ攻撃後の攻め方がワンパターンではないか

 相手も人間なので、ワンパターンだとあっさりと対応してしまう。例えば、相手が必ず起き攻めに投げ重ねをしてくるのが分かれば、読者諸賢はどうするか?投げ抜けを入力するだろう。或いはジャンプ攻撃で反撃するかもしれないし、無敵攻撃で切り抜けたら今度はこちらから起き攻め出来る。

 これが投げ重ね以外に様子見をしてきたらどうだろう。ジャンプならまだどうにかなるかもしれないが、無敵をガードされてしまったら反撃されてしまう。そう考えるとグッと対応が難しく感じるのではないだろうか。少なくともオレ無敵ブッパマンなので様子見がかなり脅威に感じます。これは一個目に書いた“待ち”になるのだけど、相手の起き上がりを様子見することは実はかなり強い。

 何故ならリスクが全くない状態で相手の出方を見られるからである。暴れる、投げ抜け、ジャンプ、無敵、バックステップのいずれかを使うかで起き上がりの傾向を見られる。しかし、これも起き攻めを放棄しているため、相手にとっては安全に起き上がれるチャンスでもある。そもそも起き攻め無しで勝てるほど……と脱線してしまったので本題に戻ろう。

 何故起き攻めがワンパターンになってしまうか、ズバリ“状況を見る余裕がない”からだろう。バトルのテンポに考えが追いついていないからとりあえず出せる技を出す。けん制の項目で書いたがこれも“とりあえず”なのだ。このとりあえずが兎にも角にも上達の妨げになるのは間違いない。行動には結果が付きまとう以上は、“とりあえず”や“なんとなく”を極力減らしていくことが必要だろう。

 

まとめ

 リプレイで自分のプレイを振り返って書き出してみると、恐ろしくダメ出しが出来てしまう。こんな内容をフレンドに言われたら多分オレは、一週間くらい凹むかもしれない。一対一の闘いなので味方のせいにもできないし、自分がベストを尽くさなければ勝つことが出来ないけれど、自分の考えた練習内容が戦力アップに繋がったりするととても嬉しいのが現状である。

 自分がリプレイを観て感じたことを具体的に書き出して、対策方法を考えていくことが大切で、対策方法も具体的であればあるほど練習に活かせるものだと考えています。上手い人に観てもらえばもっとダメなところや、良かったところも気付かせてもらえるかもしれないし。でもオレはそういう人いないんで、あーでもないこーでもないって言いながら自分なりにもがくしかないんですよ。

 

と悩みを抱えながら頑張ってるんですよ……なんて知るかよ!今日のコレ

 受け身とダウンについて。

  • その場受け身……ダウン時に攻撃ボタンを2つ同時押ししない
  • 後方受け身……ダウン時に攻撃ボタンを2つ同時押しする

まぁこれチュートリアルに出てたような気がするんですけどね。起き上がりのパターンが変わります。つまり起き攻めするときはこの辺を意識していないと練習通りに技が入らなかったりします。

 後方受け身は起き上がる時に相手から離れるように起き上がるので画面端でなければ起き攻めを少しだけさせにくくなります。コツとしてはダウン技を食らって吹っ飛んでいる時に入力しておけば出ます(多分)。起き上がりも単調だと読まれてしまうので読ませないように散らせることが出来れば、少し守る時の気が楽になります。

 一見、地味だと考えるかもしれませんが、対戦でダウンする機会は必ずあります。そこできちんと受け身に対応できればかなり有利に闘えます。それに通常技もガードも大切ですが、やられてしまった時にきちんと狙った受け身で立ち上がり猛攻を凌ぎきることがファイターとしても人間としても必要なことだとオレは思います。

 

 ちなみにHARD KNOCK DOWNでダウンすると受け身が取れないので、受け身練習をする人がいたら気を付けてください。