電網見聞録

既知との遭遇でしたらすみません

Les Paul Special Double cutを求めて

前回までのあらすじ

 パラノマサイトをはじめ、ファイアーエムブレムエンゲージ、オクトパストラベラー2や他にも数々の発売ゲームを駆け抜けた中でプレイしたバイオハザードRE4、待望の作品をクリアし達成感に浸るなかでとあることに気が付く。

 車のローンがキツい。それもかなりである。このままでは今まで通りの生活を維持できないので、副業をはじめようかと考えている。でも安心してください、今流行りの闇バイトではないのでね。

本題

 単刀直入に書くが、とても欲しいギターがあって貯金をしている。タイトルにもあるが、Gibson Custom ShopのLes Paul Special Double cut(以下、カスタムショップ、レスポールスペシャルDCと表記)が狙いである。ただ、カスタムショップは“ど”が付くくらいに高い。

 しかもこのモデルは年代によってチューン.O.マチックが追加されていたり、ピックアップがP-100になっていたりとなんともややこしい。他にも塗装がサテンフィニッシュだったりヘッドロゴが金のシルクスクリーンになっているものもある。そんなこぼれ話はいいからと言われそうなのでカスタムショップとの違いは何かを挙げていく。

黒と赤の組み合わせがカッコいい

 レギュラーライン(以下、USA)との違いを簡単に説明させてもらうと、パーツを昔ながらの物にしたり木材のグレードが高いものを使用したり、他にも発売当時の製法を再現するためにコストがかかる……らしい。

 さすがにこれだと雑すぎるのでもう少しだけ詳しく、USAはボンドで接着する。それに対してカスタムショップは当時を再現して膠(ニカワ)で接着。木材の目止め(木の導管の凸凹を埋めるもの)にアニリンダイを使ったりすることで、独特な赤みを出したりするとのこと。他にもラッカーもUSAとは違うものを使って薄く塗装したり、トラスロッド(ネックの反りを調整するパーツ)がチューブレストラスロッドを使用するといった、見えない部分までも当時を再現するといったこだわり……らしい。

 わざわざ金属パーツをくすませたり使用感といったレリック加工という部分はさほど興味ないけども、過去の人気モデルをリイシューという形で再現することは憧れのギターを手に入れられる点でこういうのもアリだなと思った。

 ところで、何故「らしい」を付けたかというと、単純に現物を生で見たことがないからです。はい。でもカスタムショップ製のレスポールを触らせてもらったことは一度あって、純粋に素晴らしいなと感じた。ぱっと見ただけだとすごい使い込まれたようなギターだけど、弾いてみたらなんていうか解像度が良い……うむ、伝わりにくいかもしれない。

 少し別のことに例えると、張りっぱなしの弦と交換したての弦……というと伝わるだろうか。同じレスポールだけど、なんか鳴り方が違うなと。音は目に見えないせいか、言葉で説明するのがとても難しいんですけど、なんとなく違うんだなと思っていただければと。

 こんな書き方をしてしまったけども、決してUSAが悪い物というわけではない。老舗メーカーなだけあって“個性はあるけどクセの少ないモデル”が多いなといった印象である。ネットでは当たりハズレが激しい、作りが雑なんて記事や声をよく聞く。ただ、当たりハズレの定義が曖昧だったりしていて、いまひとつオレには理解できなかった。

 でも作りが雑っていうのはなんとなくわかる。トグルスイッチのキャップはプラスチックなんですけど、これのバリが少し出ていて「こういう事かぁ」と一人で納得していた。好みの音が出たので特に気にはしなかったけども、国産のギターと比べると気になる部分が出てくるのは仕方ないのかなとも感じた。見た目も楽器の要素として重要なポイントなのは間違いないだろう。

最後に

 実はUSAのスペシャルは去年買っていて、お店で弾かせてもらった時に「これだ」と思った。そこから、せっかくならカスタムショップ欲しいよねとなるのも自然というか、動機だったりする。今は木材の高騰や人件費による値上げで向かい風だしローンもあるんですけど、当面の目標として今回は書き出してみました。

 熱量だけでぐだぐたな記事になるかと思いきや、意外とアウトプットしてみると冷静になれるというか、考えを整理できた部分が大きい。それに一層欲しい気持ちが強くなった。次にギター関連の記事を書くときにはゲットしたぜとなるかもしれません。嘘です。もっと頻繁に記事を書けるようにガンバリマス。

 ということで、ギター小僧からギター親父になりかけてるオレはゼルダに戻ります。   チャオ!